ホモベンゾキノンエポキシドの酸触媒骨格転移反応における速度論的考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
各種置換ジアリールホモキノンエポキシドの酸触媒骨格転移反応を行った。この反応によりエポキシドの開裂を伴った<I>endo</I>-アリール基の渡環環化による多環状ジケトンを得た。オルト位で渡環した生成物のほかに、イプソ位で渡環した生成物も得られた。また、反応の置換基効果に対する速度論的考察も行った。これらの結果より、遠隔πアリール基関与が示唆されるエポキシドの開裂の反応機構が考えられる。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
- 開口部サイズの精密制御:含セレン開口C60の合成と性質
- CO2吸蔵状態にあるアザカリックス[4]アレーンの結晶構造解析
- スピロ縮環トラキセン誘導体の合成と性質
- ミクロからマクロスコピックタイムスケールへの光による時間軸変換:アゾベンゼンを末端に有するビオロゲン誘導体とPillar[5]areneとのホスト-ゲスト錯体形成
- 新しいドナー分子, テトラチアフルバレノキノン(チオキノン)-1,3-ジチオール(ジセレノール)メチドのFeX4(X=Cl, Br)塩の結晶構造および電気伝導・磁気性質