配位活性部位をもつ有機高スピン分子前駆体の合成と物性
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概要
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現在までに我々は、有機高スピン分子前駆体として種々の置換基をもったテトラフェニルメタフェニレンジアミン類を設計o合成してきた。系統的な研究の結果、分子構造と対応するモノおよびジカチオン種の安定性との関連性を導き出した。さらにこのジカチオン種が基底状態三重項であることを導き出した。今回、有機高スピン分子-金属イオンハイブリッド系の構築を目指して外側の芳香環に4-および3-ピリジル基をもった分子の設計をおこなった。これらの分子は鈴木カップリングによって合成した。これらの分子および対応するカチオン種について種々の物性測定を行っており併せて報告する。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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