イミダゾピラジノン生物・化学発光系の反応機構:電子移動型酸素化過程の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は、イミダゾピラジノン生物発光系の分子機構を解明すべく、イミダゾピラジノン誘導体の化学発光反応を詳細に調べてきた。本研究では電子移動型酸素化機構の確立を目指し、置換基を変換したイミダゾピラジノン誘導体を用いて、酸素並びに電子受容性分子との反応を解析した。その結果、イミダゾピラジノンアニオンと酸素分子との反応が、電子移動の関与する効率の良い反応であることを見出した。この酸素化プロセスの反応機構について議論する。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
- 開口部サイズの精密制御:含セレン開口C60の合成と性質
- CO2吸蔵状態にあるアザカリックス[4]アレーンの結晶構造解析
- スピロ縮環トラキセン誘導体の合成と性質
- ミクロからマクロスコピックタイムスケールへの光による時間軸変換:アゾベンゼンを末端に有するビオロゲン誘導体とPillar[5]areneとのホスト-ゲスト錯体形成
- 新しいドナー分子, テトラチアフルバレノキノン(チオキノン)-1,3-ジチオール(ジセレノール)メチドのFeX4(X=Cl, Br)塩の結晶構造および電気伝導・磁気性質