1-(アリールセレニニル)ナフタレンの構造: 8-G-1-[<I>p</I>-YC<SUB>6</SUB>H<SUB>4</SUB>Se(O)]C<SUB>10</SUB>H<SUB>6</SUB>におけるO、G、Yの依存性
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概要
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我々は、弱い相互作用が分子の微細構造を如何に決定するかについて研究を進めている。今回、8-G-1-(アリールセレニニル)ナフタレン <B>1</B> (G = H)、<B>2</B> (G = F)、<B>3</B> (G = Cl)、<B>4</B> (G = Br)及び1,1'-ジ(ナフチル)セレノキサイド <B>5</B>をモデルとして、その典型例を紹介する。すなわち、<B>1</B>-<B>5</B>の構造をX線結晶構造解析により決定し、その微細構造の支配因子を非経験的分子軌道計算により詳細な検討を行った。その結果、弱い相互作用に起因する支配因子を、O、GおよびY デペンデンスとしてまとめた。
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基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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