安定ラジカル置換ピリジニウム誘導体と遷移金属錯体から成るラジカル塩類の構造と性質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
TEMPO置換トリフェニルピリジニウムフルオロボレートを用いて、対応するNi(dmit)<SUB>2</SUB>塩、Pd(dmit)<SUB>2</SUB>塩およびNi(mnt)<SUB>2</SUB>塩を合成した。これらの内、Ni(dmit)<SUB>2</SUB>塩およびPd(dmit)<SUB>2</SUB>塩を酸化すると、それぞれラジカルカチオン対アニオンの組成比が1:6のものが得られたが、それらは比較的高い室温伝導度と半導体的な導電性を示す事がわかった。合成した各種ラジカル塩類の構造と磁性の相関性を検討した結果についても報告する。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
- 開口部サイズの精密制御:含セレン開口C60の合成と性質
- CO2吸蔵状態にあるアザカリックス[4]アレーンの結晶構造解析
- スピロ縮環トラキセン誘導体の合成と性質
- ミクロからマクロスコピックタイムスケールへの光による時間軸変換:アゾベンゼンを末端に有するビオロゲン誘導体とPillar[5]areneとのホスト-ゲスト錯体形成
- 新しいドナー分子, テトラチアフルバレノキノン(チオキノン)-1,3-ジチオール(ジセレノール)メチドのFeX4(X=Cl, Br)塩の結晶構造および電気伝導・磁気性質