硫黄官能基を導入したフェナレニル誘導体の合成と構造
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概要
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我々は立体的に嵩高い置換基を導入した様々な安定化フェナレニル誘導体の設計・合成・単離を行い、その構造および物性について詳細な研究を行ってきた。今回、ヘテロ原子の電子的効果や、結晶中におけるヘテロ原子間相互作用による集積化等による特異な電子物性の発現を期待して、メトキシ基および硫黄原子を導入した新規誘導体を設計した。その硫黄置換体のカチオン塩およびTCNQとの電荷移動錯体の合成・単離・結晶化に成功したので、本発表ではそれらの合成法、結晶構造解析および各種物性測定の結果について詳細に議論する。
- 基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)の論文
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会) | 論文
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