気流の変動周期が人体の平均皮膚温と発汗量に及ぼす影響に関する検討
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概要
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室内で発生した熱負荷の除去及び、汗の蒸発による気化熱を促進するために、室内への風の導入という観点から自然換気及び通風の利用が有効であるといえる。自然風の変動が皮膚温と汗蒸発に及ぼす冷却効果は、通風環境における温熱快適性を評価するにあたり重要である。通風型人工気候室を用いて定常風及び正弦波変動気流の条件において、変動している風の皮膚温と汗の蒸発に及ぼす冷却効果を調査した。実験から、平均皮膚温は正弦波気流に関わらず一定となった。発汗量は正弦波気流の周波数と高い相関関係があることが分かった。気流の変動周期は対流と蒸発による熱損失量に影響を与えることが分かった。そして、正弦波気流の周波数が高くなると、皮膚ぬれ面積率は減少した。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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