構造物表面に付着する飛来塩分量の推定
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概要
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高度経済成長期に建設された多くの既設橋梁の老朽化に伴い,それらを経済的・効率的に維持管理することが現在求められている.橋梁の老朽化には様々な要因が挙げられるが,その中でも飛来塩分は,鋼橋においては塗装の劣化や鋼材の腐食,コンクリート橋においては鉄筋腐食によるひび割れを促進するとされており,四方を海に囲まれた我が国においては,維持管理を考える上で配慮すべき重要な因子の一つであると言える.飛来塩分に関して様々な研究がなされているが,橋梁各部位に付着する塩分量を定量的に評価する手法は確立されているとはいえない.本研究は,実験と数値計算を基にした付着塩分量の計算手法を考案し,橋梁表面に付着する塩分量の定量的推定を可能にすることを目的としている.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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