瓦に対する合わせガラスの耐衝撃特性
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概要
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日本における外装材の耐風性能は、これまで強風による耐風圧性能に関してのみ評価されることがほとんどであり、また、飛散物に対する破壊についての耐風性能の評価方法がないのが現状である。さらに、日本において強風による建物被害を見たとき、飛散物による被害が多いことが特徴として挙げられるが、なかでも瓦等の屋根葺材の飛散による被害が多くみられる。ISO規格による耐衝撃性能試験では木片や、小さな飛散物を模擬した鋼球を加撃体とした試験が行われるが、瓦等の屋根葺材を加撃体とした試験には対応できない点が問題であると考えられる。そこで、加撃体として瓦を用いた衝撃試験を行うことができる装置を開発し、瓦を加撃体として用いた場合の、合わせガラスの耐衝撃特性を明らかにするとともに、ISO規格で用いられる標準加撃体による結果とも照らし合わせ、瓦と同等な衝撃力をもった加撃体を明らかにした。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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