タンデム配置正方形角柱間の変動気流特性
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概要
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タンデム配置した正方形角柱間の変動気流を,スプリットフィルムプローブを用いて測定した.本研究で明らかになった角柱間の変動気流の特性は以下のとおりである.角柱間の風速の主流方向成分の時間平均値は,上流側角柱後方で,単独の正方形角柱後流の分布傾向を示し,下流側角柱前方に近づくにつれ,単独の正方形角柱前方の分布傾向を示す.一方で,変動成分の実効値は,下流側角柱前方においても単独の正方形角柱後流の分布傾向を示す.位相平均風速に着目すると,角柱間隔比L/D=4では,角柱間を斜めに横切る流れが生じている.角柱間の乱流構造は,渦放出に伴う流れの周期的変動成分が支配的であり,周期的変動成分から評価されるレイノルズ応力は,全変動成分から評価されるレイノルズ応力に対し,ピーク位置周辺では8割程度を占める.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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