過回転抑制機構による直線翼垂直軸型風車の回転制御
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概要
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過回転は直線翼垂直軸型風車にとって最も重要な問題の一つである.従来の風車では機械式、電磁式のブレーキシステムによって回転が制御されている.しかしながら,もしなんらかのトラブルがシステムに起きると,風車が破壊に至る可能性が高くなる.そこで,本研究では過回転抑制機構を考案し,この機構を組み込んだ風車を開発した.回転が自律的に制御できるか否か検討するため,この風車を用いて風洞試験および実地試験が行われた.その結果,風車の回転速度がある上限を超えると過回転抑制機構によって回転速度が減速されるため,この風車では過回転は起こり得ないことが証明された.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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