RANSおよびLESに基づく高層建物群後流域の特性に関する予測評価:風洞実験結果との比較検討
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概要
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数値流体計算と風洞実験により、新宿の高層建物群によってもたらされる後流域の予測評価を行なった。計算はLarge Eddy Simulation (LES)とReynolds Averaged Navier-Sokes (RANS)の両方で行なった。RANSの結果はLESに比べて後流域で速度の回復が遅く、また風直角方向への低風速域の拡散がみられた。風洞実験結果との比較では、LESは後流域の平均風速分布ならびに乱れ強さの分布を再現しているのに対して、RANSでは後流域の厚さを過小評価している。実験結果ならびにLESから、高層建物群の影響は3km風下まで及ぶことが判明した。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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