強風時における屋根瓦の挙動に関する研究
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概要
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本研究では風洞実験に基づき切妻屋根に作用する瞬間風力の分布について検討した.次に瓦に作用する引上げ力と浮上り量の関係を明らかにするために風洞実験から得られた風力分布を用いて瓦の静的引上げ載荷試験を行った.得られた知見は以下の通りである.1) ピーク風力が作用する瞬間に大きな風力が作用する範囲は狭い.2)止め付けがある場合の瓦に生じる浮上り量は単体の引上げ試験の結果から推定することが出来る.3)止め付けが無い場合では,瓦が平行に浮上らないため周辺の瓦による拘束は限られた範囲の瓦によるものになる.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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