一様流中における三次元正方形角柱の空力不安定振動に関する研究
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概要
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本論文では一様流中における三次元正方形角柱の空力不安定振動について述べる。特に応答曲線,変動転倒モーメント係数,応答とモデルに作用する外力の関連性に着目する。その現象は筆者により提案,開発されたニューハイブリッド空力振動法によりシミュレートする。 シミュレーションは質量減衰パラメータを0.1から2.0の範囲で行った。実験結果から,いくつかの知見が得られた。変動転倒モーメント係数は,空力不安定時において,ほぼすべての質量減衰パラメータにおいて無次元風速10でピーク値を有し,これは応答曲線と異なる。外力と応答の位相角の無次元風速に関する評価から,ロックイン現象とこれらの物理量を評価した。特に位相角については,ロックイン現象の発生領域及び前後でその特性について示した。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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