連成フラッターを利用した発電システムの発電効率に関する基礎的研究
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概要
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長大橋梁におけるフラッターは耐風設計上重要な課題であり,筆者らは過去の研究においてフラッターの分枝のスイッチング特性を明らかにした.一方で近年,磯貝らによりフラッターを積極的に利用した発電システムも考案されている.そこで本研究では,過去の研究で得られた連成フラッターの励振機構に関する知見に基づき,フラッターを利用した発電システムの効率化について考察を行った.その結果,たわみ系の固有振動数に近い振動数でねじれ加振を行うこと,可動鉛直板を用いるなどして非定常空気力を工夫すること,発電機の強さのパラメータとしてたわみ系の減衰を改善することにより,発電の効率化が図れることが確認された.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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