廃棄物処理施設の爆発・火災事故を対象とした安全管理情報システムの構築
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概要
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廃棄物処理施設で多発する事故を未然に防ぐためには、事故のメカニズムや原因を明らかにすることにとどまらず、それらを様々な場で活用できる形の安全知識として情報提供することが必要である。そこで本研究では,まず事故事例解析により、主に事故の起因となる物質と装置の組み合わせを抽出し、火災、爆発での主要因を明らかにした後、その結果や、文献や事故報告書などの情報を体系化し、安全管理情報システムとしてインターネットを介して公開した。システムは事故事例DB、危険物性DB、および危険性評価手法DBから成り、それぞれ、過去の事故事例と事故原因究明を目的とした実証試験の結果、廃棄物処理施設での取り扱い物質および装置の危険特性とその対策案、物質の危険性を評価する専門的手法を整理して掲載した。結果として、廃棄物処理施設における安全管理情報を包括的に提供できる安全管理情報システムのプロトタイプが構築できた。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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