住宅地の形成過程がごみ収集地点の配置および住民のごみ搬出距離に与える影響
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概要
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分別の徹底・ごみ減量化を図る為、ステーション収集から戸別収集へと切り換える自治体が増加し、同時にスプロール問題の蓄積した都市において高齢化社会の問題などから高齢者のごみ搬出行動への負担を考慮する必要性が求められてきている。そこで、本報告において今まで明らかにされていなかったステーション収集地点の形成要因を道路形状に注目し明らかにしようとした。まず、ごみ収集経路の形成要因を明らかにし、次にステーション収集地点と道路形状との関係を明らかにした。その結果、1)ごみ収集経路は道路の最小幅員、道路両端の接続状況、接道住宅数、接続先の道路幅員、住宅の立地分布の組み合わせによって決定されることがわかった。2) 100m以上の最大ごみ搬出距離がある場合、搬出距離が長くなるにつれ収集経路として利用されない公道が増加する傾向がみられた。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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