生ごみ等利用発電システムにおける有効エネルギー評価について
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概要
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生ごみ等をエネルギーに変換する主な技術としては、発酵等の生物化学的変換、ガス化等の熱化学的変換及び直接焼却熱変換の3つの方法があるが、方法の選択に当たって、生ごみ等のエネルギー利用における有効なエネルギーの効率(生ごみから正味でどれくらい有効なエネルギーを取り出せるか)が重要な情報となる。したがって、有効なエネルギーの効率をどのように評価するか具体論の検討が望まれている。そこで、本稿では、評価手法としてエクセルギー(有効エネルギー)の考え方を用い、生ごみ等のエネルギーの利用をエクセルギー効率等で表すことにより、そのエネルギー利用方法について比較検討した。エクセルギー効率で評価すると、例えば、発電による電気出力、排熱回収等による熱出力があるが、電気と熱をエクセルギーとして表すことにより、それぞれのエネルギーの「質」についても同じ評価軸に考慮されることになる。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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