一般廃棄物焼却灰のバイオアッセイによる毒性試験データ表示法の検討
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概要
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バイオアッセイの評価基準としてはEC50(50%阻害濃度)などが用いられていた。しかし、これではどこからが危険でどこからが安全なのかが非常に分かりにくく、これを容易に判断できる形式に直す必要性があると考えられる。本研究では一般廃棄物焼却灰の溶出試料をサンプルとして用いて6種類のバイオアッセイを行い、その結果を新たに設けた基準に従ってスコアリング、得られたスコアを視覚的に理解しやすい形式にまとめる方法を検討した。その結果、レーダーチャートや累計グラフにすることで視覚的に理解しやすい形式にまとめて表示することができるようになった。また、この基準に安全域、要監視域、危険域などの意味合いを持たせることで、レーダーチャートや累計スコアから即座にサンプルへの対応を判断できるようになった。さらに、レーダーチャートとして表示することで形状の相似性から同系統の有害性を有することが容易に判断できるようになった。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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