セメント製造設備を模擬した実験炉による非飛散性アスベスト含有廃棄物の焼成処理に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
セメントキルンにてアスベスト含有廃棄物の焼成処理技術を開発するために、セメントキルンを模擬した実験炉を用い、アスベストの改質と焼成条件について検討した。 開発の骨子は、微細化したアスベスト含有廃材粉末を再生重油とともにスラリー状燃料化した上で、当該燃料をキルン窯前よりバーナ火炎に直接吹き込み安全・確実に焼成処理する点にある。 本実験はアスベスト含有廃材粉末を含む上記スラリー状燃料をセメントキルンを模擬した実験炉を用い、非アスベスト化するか否かを試験的に再現した。その結果、着地燃焼を模擬した電気炉試験では1,000℃-1秒以上の熱履歴で、気中燃焼を模擬した竪型実験試験では、バーナ火炎経由後、950℃-0.8秒以上の熱履歴でそれぞれ非アスベスト化することがわかった。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析