ハロン2402の破壊処理(第2報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ハロンは消火剤として利用されてきたが、オゾン層破壊物質であるとの指摘がなされている。今後はハロン消火設備を設置している多くの建造物が解体時期を迎え再利用が見込めない余剰ハロンが増加することが懸念される。この状況を踏まえ、余剰ハロンは「ハロン破壊処理ガイドライン」に基づき行うことになっている。そこで本稿ではこのガイドラインに沿って産業廃棄物混焼方式施設にてハロン2402の破壊処理を検証した。前回は、ガイドライン策定前にハロンを助燃油で希釈し、濃度を25%とし、分解効率99.999%以上を達成した。今回は、ハロン2402の濃度を25%から40%に上げて、破壊実験を実施したが、分解効率99.999%以上であり基準(99%以上)を達成した。また前回検証していないPFC(フロン)類の副生についても排出基準を下回った。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析