東南アジア処分場における廃棄物からのガス発生ポテンシャル評価
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概要
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廃棄物処分場からのメタンガス発生ポテンシャルはIPCCのガイドラインによって試算されるが、そのパラメータ設定は机上の仮定に過ぎず、試算値が事業性を保証するとは必ずしも言えない。そこで、実際の処分場の廃棄物層から採取した試料を用いた処分場ガス発生量ポテンシャル評価試験を行った。廃棄物試料はインドネシア国Bekasi市、Bandung市処分場におけるボーリング調査により深度方向に数点採取したものを混合し、試験に供した。その結果、IPCCのガイドライン中のパラメータでは廃棄物からのガス化率を一律としているが、今回の試験では条件により処分場ごと、あるいは深度ごとによって異なること。CODは処分場ガス発生ポテンシャルの指標とされるが、必ずしも廃棄物中有機物の全てが分解されガス化されるわけではないため、分解率を示す指標の提案が必要であることがわかった。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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