早期安定型埋立処分システムの開発に関する研究
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概要
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現時点において最終処分場の廃止時期の予測や制御は困難であり、特にCODに代表される難分解性有機物や窒素の安定化には数十年間を要すると考えられる。我々はこの問題に対応するため、埋立地内に事前に早期安定化の措置がとれる設備を組み込んだ早期安定型埋立処分システムを考案し、その基礎的実験を行った。 今回は強制通気の効果、酸素富化水の効果を評価するために実験を行った。その結果、強制通気を行うことにより、BOD、COD、TOC等の有機物の低減化が加速することや焼却灰のような強アルカリ性の性質をもつものでも中性化を促進できることが確認できた。酸素富化水の効果は通気に比べれば効果は低いものの、有機汚濁物質の低減効果、中性化効果があることが確認された。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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