ごみの性状分析におけるばらつきの要因
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概要
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ごみの性状分析を行う際には、各回ごとのデータのばらつきに関連する問題が付随する。大阪市では現在10工場において搬入されたごみについて季節ごとに試料を採取し性状を分析している。過去4年間のこれらのデータについて(n=160)統計的に検討した結果、ばらつきの発生する要因としては、季節的な変動や経年的な変動よりも、単純に各工場に搬入されるごみの由来(家庭系/事業系の比率)の変動が大きいことに起因することが明らかとなった。また、各組成別の発熱量については、表面加工材や素材の元素組成などに夜ものが主要因であった。これらの結果より、工場新設時に必要とされる計画ごみ質の算出のためには、施策の変化に伴う組成別の発生量などの発生源の情報を組み入れる必要のあることを課題として提案した。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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