長期の比抵抗モニタリングによる廃棄物層の性状変化把握
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概要
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埋立終了した処分場を実験サイトとして2000年から行ってきた保有水の水位・水質および、同一測線における比抵抗断面を時系列的に示した。これらを総合的に検討することにより、廃棄物層の安定化判断における比抵抗モニタリングの有効性に言及した。廃棄物層の示す比抵抗と層内に賦存する保有水の電気伝導度に密接な関係があることが示された。さらに下段面のA-M井とA-D井の水位の異なりについて比抵抗断面から検討した。LineAの2007年の比抵抗断面を見るとA-M井,A-D井が設置されている距離20m,深度6m付近に相対的に比抵抗が高いゾーンが横から突き出ている。この相対的に比抵抗が高い部分が難透水層に変化したと考えると、A-M井とA-D井の水位の異なりについて説明可能となる。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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