クローズドシステム処分場における廃棄物安定化指標の調査研究(その3)
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概要
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クローズドシステム処分場における廃棄物安定化手法を検討するため、実際に稼働している処分場において、安定化指標の調査を行った。安定化指標として、廃棄物層内温度、埋立ガス、廃棄物からの汚濁物質量を取り上げた。調査結果、以下のようなことが明らかとなった。・埋立廃棄物からの発生ガスは、埋立層上部の新しい廃棄物層で多く、安定化の進んだ下部では少ない。・埋立廃棄物層内の発熱量は、埋立層上部の新しい廃棄物層で高く、廃棄物の安定化の進行に伴い低下する。・散水によって、埋立廃棄物の洗い出し,分解作用を受けて安定化に向かうが、その過程は廃棄物の質、散水量によって異なることがわかった。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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