大型ガス化溶融施設におけるダイオキシン類抑制と高効率発電
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
北九州市新門司工場は世界最大規模のガス化溶融施設であり、720t/d(240t/d×3炉)の処理能力を有する。当施設では、試験プラントにて燃焼室での燃焼性改善効果を確認できた可燃ダスト捕集・吹き込み技術を採用することによって、ダイオキシン類濃度は煙突排ガスで0.0059ng-TEQ/m3N、無害化処理灰で0.18ng-TEQ/gとなり、総排出量としては7.6μg-TEQ/t-wasteであった。また廃熱ボイラによる高温・高圧蒸気(400℃、4MPa)の回収および水冷式復水器の導入により、ごみ発電の発電端効率を23.0%まで向上させることができた。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析