中温メタン発酵における紙の分解特性
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概要
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OA用紙の廃紙 100gに対し、活性汚泥 4Lを加えたものを原水として、高温可溶化槽よよび中温メタン発酵槽を用いて試験を行った。発生したガスの組成はメタン 55%、二酸化炭素45%であった。メタン発酵槽HRT8~15日では、紙1トンあたりのガス発生量は420~496Nm3/日と推算された。原水には炭酸アンモニウムを添加して試験を行ったが、メタン発酵槽において菌体合成によると思われるアンモニア濃度の低下が見られた。VSSの低下はメタン発酵槽において顕著であり、紙の分解は主にメタン発酵槽で行われるものと思われる。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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