グルコースの高温高圧水場における安定性の調査
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概要
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近年バイオマスからの有価物を回収する研究が注目を集めており、我々はそれらに由来する化合物を化石燃料の代替物として焦点を当てている。バイオマスを原料とし化合物を回収する一つの方法として一般的には希硫酸法による分解法が用いられることが多い。この希硫酸法により種々の有価物を回収することができる。手法としては非常に単純で分解物を得ることができるが、二次反応による副生成物の生成挙動については詳細に研究されていない。これを受けて、本研究では高温高圧水中における糖の反応挙動を理解するためにセルロースの構成糖であるグルコースの反応挙動の調査を行った。実験は1.5-10 wt%グルコース水溶液を用い、15-20 MPa, 200-280度の条件下で反応を行った。240度、20 MPa、3 wt%においてグルコースの転化率は滞留時間の増加に伴い増加し、2-フルフラール、5-HMF、有機酸の収率も増加した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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