下水汚泥炭化材の灰分除去によるVOCs回収効率の向上効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
下水汚泥から得られた炭化材の用途拡大を視野に入れ、これらを吸着剤に応用したときのVOCs回収効率向上方法として下水汚泥炭化材中の灰分除去を検討した。下水汚泥炭化材を濃度0.2N以上の硝酸で180分以上処理することで灰分を十分除去できることがわかった。酸処理により下水汚泥炭化材の比表面積は約2倍に向上し、またVOCs吸着量の増加にも効果的であった。これは、下水汚泥炭化材の可溶分が除去されたことにより細孔構造が発達するなど炭素分の質的な変化が起きているためと推定された。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析