再生半水石膏による地盤改良材の力学特性と環境安全性について
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概要
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現在、石膏ボードは建築資材として優れた特徴を持ち、経済的にも低廉なことから建築物の内装材として広く利用されている。そのような中、平成18年6月環境省の通達により、管理型最終処分場への埋立が義務付けられた。しかし、処分場の容量不足や民間業者の受入拒否などの問題等を受け、廃石膏の有効利用が急務とされている。廃石膏ボードから得られる二水石膏を焼成して得られる半水石膏(以下再生半水石膏)は、水を加えると固化する性質があり、大量消費が考えられる地盤改良材としての有効利用が望まれている。国内においても施工実績が挙げられているが、重金属溶出や硫化水素発生等が課題として挙げられていることが現状である。そこで本報告では、再生半水石膏を用いて、特に軟弱地盤の浅層混合処理の固化材を開発することを目的とし、力学・溶出特性の実験的検討を行った結果について報告する。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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