木質バイオマスを利用した岩手県における震災復興シナリオの検討
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概要
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東日本大震災により甚大な被害を受けた東北3県(岩手県、宮城県、福島県)では、今夏今冬を乗り切るためのエネルギーおよび物資の確保が重要であると同時に、今後の東北経済の活性化に向けた復興シナリオの立案が求められている。復興シナリオの立案においては、社会・経済面において長期的に持続可能であり、かつ低炭素な社会の構築に貢献するシナリオを提案することが重要である。そこで本研究では復興シナリオの一案として、東北3県の中でも最も人工林面積が大きく、かつ木質バイオマスの活用では全国的にも先進的な地域である岩手県を対象に、最終目的の達成に向けて不可欠となる震災後の岩手県全体のエネルギー需給バランスについて検討した結果、仮に仮設住宅退去後の全世帯が新築時にペレット燃焼機器を導入した場合、推定される合計熱需要量は全てペレットにより供給できることが示唆された。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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