東日本大震災を教訓とした被災ガレキ量推定方法に関する考察
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概要
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東日本大震災は、阪神・淡路大震災や新潟中越沖震災といった過去の震災に対して被災量が莫大(環境省2010/4/5)で、且つ被災地域が広範囲にわたっているという特徴がある。住宅被災ガレキ量は宮城県だけでも1,509万トンに達し(環境省6/27発表データ)、これは阪神・淡路大震災の総ガレキ量とほぼ等価である。阪神・淡路大震災では、更に550万トンの公共被災ガレキを加えた結果であることから、東日本大震災でも同様のガレキ量が追加され、加えて津波による土砂廃棄物処理を考慮する必要があると考えられる。ガレキ量の推定には、阪神・淡路大震災を基にした算出発生原単位[3の P.9]が示されている。本稿では、阪神・淡路大震災及び新潟中越沖地震と東日本大震災とを比較して、推定ガレキ量の算出モデルについて考察する。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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