地理情報システムを用いたアジア都市における低炭素都市ごみ収集処理計画に関する研究
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概要
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マレーシアのプトラジャヤは、首都機能移転に伴って近年急速に発展してきた新都市であり、政府はプトラジャヤを環境分野においても中心に位置づけようと計画している。そのため、首都機能移転が完了する2025年を目標年に低炭素化と廃棄物量削減の計画を策定することとなった。計画では2025年の廃棄物処理の目標を、_丸1_最終処分量を予測値の50%に減らすこと、並びに_丸2_予測される温室効果ガス量を、収集輸送や処理処分の方法を変えることで50%まで減らすこととした。ここで、収集輸送から発生する温室効果ガス量は、目標を達成するための廃棄物処理シナリオに依存して変化する。そこで本研究では、廃棄物処理シナリオに沿った複数の廃棄物収集輸送シナリオを設定し、GISを用いてシナリオごとの収集輸送経路を求めて、発生するCO2排出量と必要コストを推計する。そして、シナリオ間で結果を比較・評価することで、CO2排出量を低減できる収集輸送方法を提案する。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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