重金属固定化作用を持つ3種の薬剤(Na2S,Sn2-,DDTC)の比較
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概要
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重金属固定化作用を持つ3種の薬剤(Na2S,Sn2-,DDTC)の比較を行った。実験では一般廃棄物焼却場の焼却飛灰を用い、「灰なし」、「石灰噴射後の灰_丸1_」、「石灰噴射後の灰_丸2_」、「石灰噴射前の灰」の4パターンを行った。Na2SおよびSn2-で、0.1 mgPb L-1まで到達させるための必要量は、4000~6000μgS(「灰なし」の条件では1200)および2800~6500 μgS(同5200)であった。DDTCは、1mgPb L-1までの評価では、Na2S、Sn2-と同様であったが、0.1mgPb L-1付近までの低濃度になると、Pb濃度の低下が緩慢であった。またNa2SやSn2-は、添加量の目安を、ORP計測によって、同時モニターが可能であると考えられた。
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