自然由来の材料を汚染水浄化に利用する試み(1)―北海道南西部に分布する火山灰土壌に対する基礎的検討―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本は数多くの火山が分布している島嶼国であり,火山の噴火によって火山灰が広範囲に分布している。即ち,火山灰および火山砕屑物(テフラ)の風化によって生まれる火山灰土壌も同様に,各地に分布している。火山灰土壌には粘土鉱物や腐植と呼ばれる有機物が含まれていることが多く,このことは土壌の性状に影響を与えるだけでなく,土壌の持つ物質吸着能力にも深く関与している。これらの粘土鉱物や腐植に関する研究は数多く行われてきたが,火山灰土壌そのものに対する吸着能評価などの研究は少ない。そこで本研究では,火山灰土壌を環境面での利用,即ち良質の地域土壌を用いた省エネルギー・低コスト型の浄化資材として有効活用することを視野に入れ,これら土壌の有する汚染水浄化能力について検討した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析