キレート処理飛灰が埋立管理に与える影響
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概要
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焼却施設から発生するばいじんは、廃棄物処理法により特別管理一般廃棄物に指定されており、定められた4つの方法(溶融固化、セメント固化、薬剤処理、酸その他の溶媒による安定化)のいずれかによる中間処理が義務づけられている。これらの処理方式の中で全体の約4割を占めているのが薬剤処理であり、特にキレート剤による処理が主流となっている。浸出水処理プロセスにおいては、硝化阻害やCOD除去率の低下など様々な支障が顕在化してきており、この原因は従来、高濃度無機塩類による影響と考えられていたが、最近、飛灰の無害化処理に伴い使用されるキレート剤の影響であることが分かってきた。しかしながら、現況、キレート剤に関する分析手法が確立されていないなど不明な点も多い。本発表では既存のチオ尿素の分析法及び飛灰に対するキレート剤の特性について検討した結果、若干の知見が得られたので報告することとした。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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