最終処分場廃棄物埋立層における重金属の賦存形態とその時系列的変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、リサイクル法適用以前に埋め立てが進んだ最終処分場に着目し、廃棄物埋立層における、重金属類の鉱物形態の変化や重金属濃集プロセスを解明することを目的とする。そこで、埋立層掘削コア試料を用いて化学組成および賦存形態の検討を行い、さらに埋め立て前の廃棄物を用いたカラム実験により廃棄物の時系列的変化についての検討を行った。その結果、廃棄物埋立層中の重金属は硫化物・塩化物および水酸化物として存在している可能性が示唆された。また、カラム実験の結果より、埋め立てが進むにつれて、嫌気性になった埋立層内では、Hematiteの還元や硫酸塩・水酸化物への変化が起きていることが予測される。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析