廃棄物の海面埋立を想定し投入された模擬廃棄物が底面遮水層に及ぼす影響
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概要
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海面埋立最終処分場における廃棄物投入方法として、浮桟橋からタ゛ンフ゜トラックを用いてある程度の深度まで薄層埋立工法により埋立処分した後に、片押工法に移行するなどの埋立方法が採用されている場合がある。しかしながら、その投棄した廃棄物が底面遮水層へ及ぼす影響については、未解明な点が多いのが現状である。そこで本研究では、海面埋立最終処分場建設予定地において、大型固形物及び砂・礫の投入実験を実施し、投入廃棄物が底面粘土層に及ぼす影響について検討した。投入後のボーリングサンプリングの結果、投入した砂は浮泥層の上部5cm程度まで、礫は浮泥層の上部20cm程度まで混入したことが観察された。また浮泥層は底面遮水層の上に約80cm程度堆積しており、浮泥層の下にある底面遮水層に、砂や礫の投入による影響がないことが確認された。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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