水砕スラグを混合した軟弱土の処分場覆土としての活用に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
海面廃棄物最終処分場に埋立処分した管理型廃棄物（焼却灰等）の覆土材として，建設残土を活用することを計画している。しかし近年は，建設発生土のリサイクルが促進されていることなどにより，処分場に搬入される土砂は，土材料として利用することが困難な「細粒土が主体で含水比が高い建設発生土（泥土等）」が増加しており，覆土材として活用が容易な土砂の確保が課題になっている。今回，覆土材としての活用が困難な軟弱な土砂にスラグ類を混合し，水和反応による強度発現，粒度組成の改善，相対的な含水比の低下を期待する土質改良工法に関して一連の研究を進めて来た。その研究成果の一部として，軟弱な粘性土に水砕スラグを混合する土質改良を、室内と現場で実施して一定期間の養生を経た後におけるコーン指数によりその強度を測定した。本論文は，水砕スラグの混合・攪乱・締固めにより覆土としての活用に関する手法の検討結果をまとめたものである。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析