廃棄物最終処分場等における高機能土構造物構築方法の実用化研究(その3)
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概要
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クローズ型処分場は被覆施設を備えるため埋立ピットの平面形状は矩形状のものが多く見られる。そしてその限られた空間に最大限の埋立量を確保するため,埋立ピット法面は垂直もしくは急勾配の法面で形成され,その壁高も処分場の大規模化に伴い高くなってきている。そのため処分場の重要な機能の一つである遮水工の施工が足場を用いた大掛かりな作業となり,また法面に小段がないため遮水工等の荷重が天端に設置された固定工一ヶ所に集中してしまうと言った問題もある。このような背景下,クローズ型処分場の築堤工法として多く採用されている補強土壁工法をベースとし,築堤工と遮水工を順次繰り返し施工する新しい高機能土構造物構築方法について室内試験や現場実証実験を通し研究・開発してきたが,今回はその継続実験として急勾配斜面上に設置された遮水工の埋立て時における引込み力確認のための現場実証実験結果を報告する。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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