最終処分場整備に関する斜面の安定性評価モデルの構築
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概要
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急峻で細長い谷地形に沿って整備している最終処分場の次期区域には、連続した地すべり地形が存在する。また、当該区域にも分布している第三紀層の風化泥岩帯の周辺区域では、急速な都市化による造成工事や都市基盤施設の整備に伴う地形改変を誘因とした地すべりの被害が発生している。このことから、関連施設や周辺道路の整備時には、斜面の地形改変が伴うことも想定される。そこで、施設施工者や産業廃棄物の埋立作業者に対する地すべり被害を未然に防止するために、斜面安定性評価モデルの整備が必要となっている。著者らは、当該区域と周辺区域に分布する第三紀層で発生した地すべりの相関性について統計解析手法を用いて分析を実施した。また、代表的な11ケースを基に算出した安定解析の逆解析結果をせん断試験のモデルとし、当該区域のすべり面の強度を求めた。さらに、地形・地質の特性を把握し、幾何学および力学的な特性から判断可能な斜面安定性評価モデルを構築した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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