高温ガス化直接溶融炉におけるバイオコークス使用によるCO2排出量削減
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概要
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当社の高温ガス化直接溶融炉は、廃棄物をガス化するとともに、コークスを使用し灰分を溶融させるため、一般廃棄物をはじめ、産業廃棄物、焼却灰、掘り起こしごみ、アスベストなど多様な廃棄物を処理でき、2003年の初号機竣工以降10プラントの納入実績がある。CO2排出量削減に対する社会的要望が強まっている中、高温ガス化直接溶融炉において、バイオコークス使用により、通常コークス使用量を削減する実機試験を実施した。本試験では、最大56.6%の通常コークス削減を達成し、大幅なCO2排出削減を実証した。本試験で使用したバイオコークスは、当社の高温ガス化直接溶融炉下部において、通常コークス以上にスラグの溶融に有効に作用することが示された。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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