多品目対応向流型キルン式焼却炉の概要
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概要
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近年の廃棄物の多様化、発熱量の変化のため燃焼制御やプラントの維持管理がより困難になっている。これらを適正に処理するプラントについて報告を行う。投入方法は、廃棄物の形態や発熱量に合わせて多様な投入方法を有し、炉形式はクリンカの発生がほとんどないキルン炉を採用している。排ガス処理は、再燃焼室、廃熱ボイラ、減温器、バグフィルターで構成されている。蒸気は、IDF駆動及び白煙防止用空気余熱に用いている。性能試験時のダイオキシン類濃度は、0.023ng-TEQ/m3N(規制値1ng-TEQ/m3N)であった。今後は、産業廃棄物焼却炉の連続運転の課題を見出すとともに、熱回収率のさらなる向上の為に新技術の適用を検討していく。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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