安曇野地区乾式メタン発酵モデル事業
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
穂高広域施設組合では、平成17年度よりプラスチック等を除いた可燃ごみを対象として、焼却施設との連携を視野に入れた日本初の縦型乾式メタン発酵施設での実験事業を実施している。バイオガス回収ごみの排出量原単位は増加傾向にあり、平成22年度は136g/人・日であり、分別前のもえるごみの35%を占めていた。従来の10L袋に替え容量を20Lとした新たな収集袋を製作し配布した。10L袋と20L袋ではバイオガス回収ごみの組成に差は見られなかった。原料ごみの投入を通常運転の週6日投入から、4日、3日と短縮するに従い、メタン濃度の変動幅が大きくなったが、メタン発酵は問題なく行われ、汚泥性状にも問題の兆候は見られなかった。乾式メタン発酵施設とごみ焼却施設を組み合わせたコンバインドシステムの適用性分析結果から、小規模都市ではコンバインドの優位性は見られなかったが、中規模都市では、溶融施設を有する場合にコンバインドの優位性が確認された。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析