北海道の水田圃場におけるソフトセルロース収集体系の構築(第1報) 稲わら収集作業時のエネルギー消費量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,バイオマス利活用事業等の地域ベースの取組みが全国各地で展開されている。様々なバイオマス資源のなかで、水田から産出する稲わらはトウモロコシや米などの食用バイオマスに対し未利用のバイオマスとして注目されている。バイオマスの利用に当たり、広く薄く展開する稲わらの収集については多くの論文で、輸送時のコストが重要と指摘されている。しかし、これまでの稲ワラ回収・移送時の化石エネルギー消費量に係る評価は机上論が主体であり、実測値や地域性を考慮した未利用バイオマス資源の収集運搬に係る評価は行われていない。本報告では、エネルギー評価を行う上で重要な数値項目である、稲わらの反転、集草、ロール収集作業時の燃料消費量を実測し、これらの結果をもとに、北海道a町(2450ha)を対象として稲わら収集時の燃料消費量を明らかにした。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析