小都市における生ごみおよび木くずごみの自家処理について
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概要
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本研究では、小都市における生活系ごみ中の生ごみと木くず類の自家処理の実態を調べるために、岩手県久慈市内の世帯にごみの重量調査とハガキアンケート調査を行った。生活系ごみの重量調査は、15~20世帯にクッキングスケールとアンケート票を調査世帯に配布し、季節ごとに2週間、発生したごみの重量を指定分類ごとに測定して、アンケート票に重量とその排出先を記入してもらった。ハガキアンケート調査は、500世帯に自家処理に関する質問(自家処理の有無、住居形態、自家処理方法など)を配布し、各世帯から回答用のハガキを返信してもらった。その結果、岩手県久慈市において、生活系ごみとして発生した生ごみの約35%、木くず類の約65%が自家処理されていることが分かった。また、自家処理を行ってる世帯は約55%であり、その自家処理方法のほとんどがコンポスト化容器を用いた堆肥化が行われていた。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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