高度選別技術によるASR中PPの自動車部品利用技術の開発
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概要
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ASR再資源化工程からプラスチックリッチな回収物を抜き取り流動層の選別精度に有利な適切なサイズに揃えた物を試料とした。目的比重域にEPDMが混在することが判明した為、前処理として風力選別、ゴム選別工程を設けその後流動層選別を行った。PP純度は89%(PP+PE96%)回収率は41%であった。得られたプラスチックに適切な添加剤処方を施し、それをバージン材に20%配合した材料を原料として自動車部品の成形を行ったところ、造粒の際スクリーンメッシュの目詰まり頻度が高くなったものの従来品とほぼ同等な製品を得ることが確認され、厳しい外観が要求されない自動車部品への利用が可能であることを確認した。しかし樹脂のロス削減、生産性の向上の為には一層の純度向上に取り組む必要があり、工業化に耐えるシステムの構築に向け更なる課題解決が必要である。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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