クロム含有耐火物使用による6価クロム化合物生成に関わる気孔率の影響
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概要
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本研究では、Cr2O3含有量および気孔率を変化させたCr2O3含有焼結体を用いた侵食試験を行い、気孔率がCr6+化合物生成に与える影響に関して調査した。得られた知見を以下に示す。1)焼結体中のCr2O3含有量が多くなるにつれ、侵食深さが小さくなり、Cr2O3が耐食性の向上に寄与することが分かった。2)気孔率を変化させた焼結体において侵食試験後の侵食深さはほぼ一定の値が得られ、Cr2O3系試料は気孔率に対して侵食深さは変化しないと考えられる。3)侵食試験後のスラグからのCr6+化合物の含有量・溶出量への気孔率の影響は小さいと思われる。4)侵食試験後の焼結体からの気孔率によるCr6+化合物の生成量・溶出量ともに大きな変化はなく、気孔率がCr6+化合物生成に与える影響は小さいと思われる。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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