位相差顕微鏡による石綿分析の精度管理手法の構築と実施結果
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概要
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石綿廃棄物の処理・再資源化において処理工程を管理する上で、空気中石綿濃度の測定が必要となる。空気中の石綿濃度測定の分析手法は「空気中の繊維状粒子測定方法(JIS K 3850)」や「アスベストモニタリングマニュアル(第4版)」に示されており、主に位相差顕微鏡法(以下PCM法)、PCMを用いた分散染色法(以下DS法)、分析走査型電子顕微鏡法、分析透過型電子顕微鏡法が実施されている。これら方法のうち、多くの場合にPCM法とDS法が用いられている。PCMを用いた観察・計数手法は、分析機関や作業者の経験や技量に大きく影響を受けるが、分析値のばらつきが大きいにもかかわらず、十分な精度管理の仕組みが確立されていないのが現状であり、作業環境及び一般環境への影響モニタリングでの石綿測定の精度管理は重要な課題とされる。このような背景をふまえて光学顕微鏡による石綿分析の精度管理手法について検討した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
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